2013年4月18日木曜日

陸前高田産の新若布


 リアス式海岸の三陸は隣の村や町に行くにも昔は難儀だった。それでりっぱな道路になったが、気仙沼から陸前高田に行くには山道を越していく。姪御の夫の陸前高田の実家はその途中の高台にある。何代か前の祖先が津波を経験していて、ここに住まいしたらしい。くだって行けばすぐ海だ。だから3・11で実家は助かった。が、下ったところにある叔母の家は津波に呑まれた。姪夫婦は同居していた気仙沼の祖父母と実家を失った。夫の実家に避難生活をしていたが、このたび土地を分けてもらい借金をして家を建てた。その間に二男も生まれた。
 その姪御夫婦から採れたてのワカメが届いた。「三陸の春の便りと、3・11後の便りと、夫婦のところの新しい生命の便り」が一度に届いた気分になった。
 秋には、ツレアイ繋がりで被災地支援していただき、その後も心を馳せてくださる地域のみなさん数名を連れて被災地気仙沼を訪れるつもりだ。

0 件のコメント: