2012年9月30日日曜日

沖縄のオスプレイ配備阻止のたたかい


どうやら台風は通り過ぎたらしい。いつの間にか嵐の暴風が聞こえなくなって虫の音がする。ただ、台風のこともあまり眼中になかった。朝から【IWJ中継市民チャンネル 沖縄Ch1】を観ていた。沖縄の普天間基地ゲート前のオスプレイ配備に抗議する人々の闘いをずっと生中継していたからだ。晩飯も食べ損なった。

沖縄では9月26日から不断の抵抗が続いている。明日、岩国基地からオスプレイが普天間基地に飛来することになった。

明日普天間基地に飛来するオスプレイ。それにたいする沖縄のあらゆる抵抗。安保があるからと容認する東京の政府。警察力を使ってウチナンチュウの警官がウチナンチューの非暴力の座り込み住民を強制排除する構図。オスプレイは象徴であって、危険なのは海兵隊、そして日米安保。県外マスコミは注目もしなければ報道もしない。代表選や総裁選のことばかりだ。この日本国民みなが当事者であるのに「沖縄のこと」だと思っている。「無関心」のこわさ。「差別だと沖縄の人々は気付いている。」そうインタビューに応えていた人がいた。

沖縄のあらゆる人々が、党派を超えていま一緒になって抵抗している。耐え難いことだからだ。世界一危険な普天間基地にオスプレイが敢えて配備され、基地が肯定され強化されるということ、ひとの命と暮らしが軽んじられるということ。沖縄のみなさんにとってどれほど耐え難いことか、私たちは想い及ぶべき。私たち自身が「侮辱」されていることだと考える。

沖縄普天間基地のゲート前で最後に残された車両の中に4人。車上に10人。オスプレイ配備の強行に抵抗する人達がそれを守っている。車上には沖縄タイムスとIWJの記者さんもいる。警察車両と警察官によって強制排除させられようとしたが、留まった。一部始終を中継の画像を通じて最後まで目に焼き付けた。

「今回ほど機動隊の圧力はすさまじかった。怪我人続出、不法拘禁。オスプレイは迎え撃って、飛ばさせない、追い返す、基地撤去の闘い、運動にしていく。そのスタートが切れた」と最後まで闘った沖縄の弁護士さんの言。

沖縄の10万人以上の人々が一同に集まり異議を唱えようがなにしようが、知事さんが不快感をしめそうが、東京の政府はアメリカの言いなり。普天間基地にオスプレイを配備しようと警察力まで行使した。選挙前、民主党は沖縄の負担を軽減すると約束した。ところが、野田政権のこの仕打ち。鉄面皮の。数々の民意を踏みにじる民主党政権に正当性は感じられない。

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