2012年8月28日火曜日

迂闊な質問(玉川温泉の岩盤浴)


 二泊した山の温泉宿を出て、最後の宿泊地乳頭温泉に向かいました。途中の玉川温泉に初めて立ち寄りました。ここは、この冬雪崩が起きて犠牲者が出たという記憶の生々しいところです。その岩盤浴の地を訪ねて、温泉旅館のところに行ったのですが見当たりません。宿の人に訊きましたら、温泉施設内ではなくそれは自然公園の敷地内にあるそうです。引き返して、源泉の流れる川沿いを行きましたところにそこはありました。お昼の真夏の炎天下であったことと、源泉温度98℃のすぐ近くということや、熱い地熱とも合わさって卒倒しそうな暑さの中でした。

 岩盤浴利用のための屋根付き施設が3つほどありました。そのなかのひとつに入らせてもらいました。ゴザをもっていなかったので思案しておりましたら、先客の方が、あそこに誰かが置いていったのがある、取りにこないから捨てていったのだろう、使ったらいいと教えてくれました。せっかくきたので、その中からふたつ利用させてもらいました。

 それにしても、ここの地熱は熱く、勢いも強いものです。みなさんはゴザと綿毛布みたいなものを重ねて使っています。昨夜までの宿のオンドルとは温度が違います。へたをすれば、火傷をするよと言われました。現に仰向けになっていますと、頭を置いているあたりから熱い蒸気が噴出しています。

 先程の親切な先客の男性は前立腺を患い、私らのすぐあとに来た男性は糖尿病をもっているとのことでした。先客は一関から来て車に寝泊まりして4日目、あとに来た男性は私たちと同じ立ち寄り客で、神奈川県から来て方々の温泉を一人旅しているようでした。

 あまり長居はできず、お暇しようとしたときに、私も深く考えもせずについ訊いてしまいました「ここは何に効くのでしたか」と。即座に「癌だよ」という応えが返ってきました。そうでした…。

 帰りの売店で買った冷やしきゅうりがおいしかった。田沢湖近くまでず~っと下って行ったところの「茶たての清水」のおいしかったこと。

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