2012年8月13日月曜日

茄子づくしの思い


 今朝のことです。ピンポンとチャイムがなってご近所のMさん、軽自動車で乗り付け。つれあいのママ友。年下なれど、ちょっと親分肌。今朝採れたからからと、茄子を山ほどいただいてしまいました。と言ってもMさんがつくったものではなく、Mさんの嫁ぎ先の本家の農家でつくったもの。お裾分けのおすそわけ。「ぎゃっ、」とは言わずいただきました。この人の家の玄関には、壺に入った只今成熟途上の玄米味噌があります。そう、貴女たちの言うことなら間違いない。被災地支援のためならやるべしと、この冬「飯舘村支援 味噌の里親プロジェクト」にご協力していただいたこころの友。ありがたや。

 今宵も茄子を中心とした野菜づくし。まるで収穫祭のように。今夜の茄子は焼きナス。つれあいの両親は珍しいキリスト教なので、仏教式のお盆がどうのということはないのだけれども、これもなにかのとりあわせ。大津波で亡くなって一年五か月とちょっと。大正生まれで「天皇陛下の兵士」6年数カ月の兵役を生き延び戦後を支え、さあこれから百歳までも生きなんとしておりましたが、自然の猛威には抗えず天にあっという間に夫婦仲良く召されました。

 夕餉は先輩のUさんにいただいたボルドーワインを開けました。おとといの夕暮れの福島の仮設住宅の情景が浮かびます…。気仙沼も高田も女川の情景も目に焼き付いています。自分だけではなく、みんながともに幸せでありたい、私はそう考えています。

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