2012年2月6日月曜日

2日遅れの豆まき


主催者の方から、
鬼はうちにいた方がいい、鬼も大事。だから「鬼は外」は言いません。
福だけを入れましょう、「福は内」!

「不老川」
池原昭治さん
地元のひとは「としとらず」と読み、「かわ」も略します。
「としとらずがわ」「ふろうがわ」と読んでもいいそうですが。
かつて(1980年代)日本一汚い川と名指しされた歴史をもつ川です。

「不老川をきれいにする会」主催で公民館後援の「第17回節分の日の小さな旅」に初めて参加してきました。昨日のことです。
地元の旧跡をめぐり、私のご近所に住む童画作家の池原昭治さんのお話を聞きました。

伝説、昔話、民話、歴史的なことにどうつながるのか、
古い地名にも貴重なつながりがあります
「空気感」そこに立つ、路傍の石にもなにかをみつけることができます
と、池原昭治さんの貴重なおはなしをたっぷり聞くことができました。なにしろ、童画作家ですから黒板に描く解説が文字通り絵になっていくのです。

私の住む地域に伝わる話も聞きました
1~10日までに生まれたのを「ネコ」というそうです。ふつうにねずみをとるそうです。
11~20日までに生まれたのを「トコ」というそうです。とりもとれる、ちょっと強い。
21~31日までに生まれたのを「ヘコ」。へびだろうと何だろうととっつかまえる。
 猫にも性格があるというハナシ。
ここを 覗いているあなた、あなたきっと「ヘコ」でしょう?!

~埼玉県狭山市のサイトより~
むかしのお話です。
 狭山に入曽(いりそ)というところがあります。この入曽という地名は、金剛院(こんごういん)の古文書(こもんじょ)には「入磯村」と書かれていたそうです。この入曽には不老川という小さな川が流れています。この川は、おとなりの入間市の狭山丘陵地帯を源流として、藤沢を通って入曽に入り、堀兼(ほりかね)をぬけ川越へと向かっています。
 不老川には、数多くのむかし話や伝説が語られています。その中でも一番有名なものは「豆まきの晩に不老川の橋の下で一晩すごすと、としをとらない」といわれている「としとらず伝説」です。
 また、不老川には次のような、むかし話も語られています。そのむかし、この川にはきれいなすきとおった水が流れ、魚もたくさん住んでいたそうです。
 ちょうど今の航空自衛隊入間基地の滑走路のすぐ下あたりが、ちょっとした淵(川が深くよどんだところ)になっていて、そこでは、たくさん魚がとれました。ある日のこと、近くに住んでいた「まごえもん」という人が魚をとっていて深みに落ち、なくなってしまいました。それからこの淵のことを「まごえもん淵」とよぶようになり、村の人たちは、淵にクイを打ち子どもたちが近づかないようにしたといわれています。
 次にこの川ぞいで何といっても有名なものは、史跡、県指定文化財として残る、全国でもめずらしいマイマイズの井戸「七曲井(ななまがりのい)」です。
 この井戸は、旧鎌倉街道(県道所沢・狭山線)と不老川が交差するところに残っています。
 また、この小さな川もむかしは、たいそうなあばれ川だったといわれています。それもそのはず、この川は地質学的にいうと、「古多摩川」のなごりの川だそうです。
 不老川には、まだまだたくさんのむかし話や伝説が残っています。

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