2011年12月25日日曜日

週末のクリスマス


昨日は我が家の忘年会をしました。
今年は暦がよくて家庭で土曜日のクリスマスイヴを迎えた人が多かったのではないでしょうか。

うちの子どもたちといっても大人だし孫はまだ赤ちゃんだし、クリスマスの鶏肉は今年いいかなと思って生協の個配でもとくに注文しませんでした。人数分にしたら冷凍庫に入りきれないからです。シホさんに聞いたら彼女の持ち寄りはローストビーフにすると言うし、本格的なスモークサーモンもあるしパエリアやディップもあるし盛りだくさんに揃えましたから、鶏肉はパスと考えておりました。ところが、夜の11時前でしょうか、金曜日です。センターのようやく仕事を終えて帰る道すがらの二男からの携帯の電話です。明日のメニューを訊いてきたではありませんか、鶏肉は当然あるものというニュアンスでした。いいおっさんになったとはいえ、我が“子”です。それで慌てて当日の朝一番に、生協のお店に買いに行きました。値段が同じでしたので調理してある鶏肉(ローストチキン)を人数分買い揃えました。出来あいを買ったのはおそらく初めてだったのではないでしょうか。あとはすべて手作り料理です(私は配膳担当)。

ところがです、ハプニングがふたつ。
この日を楽しみにしておりました娘が激しくお腹をこわしている様子。二日目だそうで、頬もげっそり痩せて現れました。張り切っていたサラダづくりやケーキづくりはおろか、何も口にすることもできませんでした。気の毒でしたが、座敷童がおるようでした。

もともと長男はチカさんを見舞ってから参加するので遅くなると言っていたのですが、この日の夕方に起きた私鉄の脱線事故による不通に遭遇してしまいます。タクシーを乗り継いでも渋滞に遭い、1時間かかるところを2時間半かかってようやく到着しました。その間、車で迎えに行くため私もお酒を飲むことができませんでした。

チカさんは8ヶ月目、ベビーたちは元気だそうで1600g、肺ができてきている段階だそうです。普通なら出産前のお腹の重さ。そのお腹がとてもおおきくなってきたそうです。私たちのクリスマスカードを喜んでもらえたそうで、世間ではクリスマスだったんだとも。入院経験のある私にも実感があります。長男もずっと出産のことを按じておりましたが、目の前のソータローのかわいい振る舞いやぐずる様子を見ながら、二人だったら大変さはこんなもんじゃないという話題におよびました。え~!おくるみ二人分つくってくれるの、それお願いしようかな(つれあいはおやすい御用だといいます)。お祝いには双子用のベビーカーがいいとか言える余裕がすこし見えてきておりました。

今日は先に長男を駅まで送っていったのですが、二人で出て行ったとたんソータローが豹変したというのです。単なるグズリかと思っておりましたのに、居なくなった途端、家の中をかけずりまわるは、おかあさんにからだごとぶつかっていくは、のびのびとした子どもになっておりました。どうやら伯父さんのことを人見知りして、それなりに緊張していたのだということがわかりました。ジジババのことは3日間一緒でしたので人見知りはなかったのでしょう。

今朝は陸前高田の甥っ子から、夜は都内に住むひとり暮らしの別の甥っ子からお礼の電話がかかっておりました。つれあいの身内。生協のギフト企画にみつけて、私が元気出してねという意味で「ゆずどん」という鹿児島のスパークリング焼酎を送っていたからです。つれあいも久しぶりに声を聞けて、あらためて励ましてくれておりました。

金曜日のことだったでしょうか、ふとみたらつれあいの頬がこけてきたように思えました。よくみれば目もくぼんできているように見えます。歳を重ねたからでしょうか、要するに“歳のせい”。でも、このひとにはああいうことがありましたからとも思ってしまいます。口では、どこか悪いところでもあるんじゃないのと脅してはみせますが。

ほんの少し会わないだけで孫は成長しています。保育園でいろんなことも教わるようです。おっさんになったとはいえ、クリスマスに型どおりのチキンを期待していたふしのある我が子。かわいい盛りの孫、大食いで酒飲みの我が子たち。

静かになった居間で眠気が覚めたら、寝るまでにとせっせと編み物をしております。

とくべつの意味合いのあった一年、
どうやら結びつきを皆それぞれに感じ、
それぞれに結びつきがあるよということを確かめたかった、
そんな年の瀬の週末のクリスマスだったのではないでしょうか。
みながこころのサンタさんのように

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