2011年8月31日水曜日

育児(育ジ)中、しっ、静かに

 孫のソータローが水ボーソーに罹っているのが判明したのは先週の金曜日ごろ。1週間から10日は保育園も禁止。さて、途方にくれたのが母親のシホさん。というのも、約1年半ぶりの出産と育児の休暇を明けての職場復帰が8月31日の今日から。そこはそれ、祖父母の私たちがついている。水曜日つれあいはもともと休み、さらに遅い夏休みを金曜日からに繰り上げて今日と明後日預かることにした。それで、昨夜のうちにおもちゃ、着替え、おむつを持ち込んでもらった。シホさんはしっかりしていて1日の育児の日程やポイントを1枚のメモにして寄越した。

 今朝は7時半から預かり、その足でシホさんは久方の出勤。それなりに緊張のご様子。子育てが大事なのだから、開き直って頑張れと励まして、カンカンと火打石を打つマネをして送り出す。

 アパートに比べれば広い我が家にソータローはきょとんから始まる。母親がいなくなったといってとくに泣かなかった。つかまり立ち、2、3歩歩きで遊びだす。とにかく目の高さのものに何でも興味を示す。獲物をつかんだら、なめたりしてあとは放り出したり、投げ出したりするのが好きだ。おいおいジジが投げ出す人だからといってそんなマネをしてはいけない。気仙沼のじじばばの遺影を見つけては、それをめざしてハイハイで迫る。もう慣れたが手の届くものは全部避難させる。

 育児の合間に、かねて実施しようと思っていたLANケーブルの配線固定を二人で取り組んだ。テレビからルーターまで約15m、不器用な私がステップルを要所に打ち込みなんとかこなせたのは、昨日の配線工事のお兄さんを観察してよい参考になったからだ。

 ソータローはベンチいすの上に重ねていた新聞を見つけてこれを放り出すことを始めた、まあそれなら実害はないので放っておいた。そうしたら新聞の山の中でいつのまにかうつ伏せ寝。半年に一辺新聞整理をして疲れ果てているワタクシのように。これがよかったみたいで、1時間半後、起きるのも自然でご機嫌よし。オムツを換え、薬を塗る。朝は口内炎か何かでよく食べなかったというが、お昼はよく食べた。もう、離乳食なのだ。いっちょう前に食べた。今度はプラスチックの分別ごみ箱をみつけ、たまたま中味は仕事時代の商品の包材のヤマ。それもきれいなものだったので好きなだけ放り投げて遊ばせる。そのうち、あくびをして眠たそうになる。今度は寝室に連れていった。二つの布団で川の字になるが、見慣れぬ場所で落ち着かないのか、廊下に出て行ってきょとんとしている。本人がどうしていいかわからなくなったころ、絵本でつって布団につれこむ。しばらくしたら、寝た。いちころ。

 長男が共済に入るとのことで、我が家で二男と落ち合うことになっている。「母の手料理」を用意する手筈。長崎の湯がき大根、高野豆腐、ひじきに大豆、干し椎茸、乾物という素材はいいものだ…。

 夏の終わりを告げる蝉が鳴きわたる。蒸し暑い。息子夫婦は外勤で汗水流しているころだろう。安心せよと二人に写メールを送る。

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