2011年8月21日日曜日

重さ

 金曜日から雨模様になりすっかり涼しくなった。昨夜、BSで映画「人間の条件」全6部を観終わった。興奮冷めやらない。これほどの大作だったのだ。

 小雨模様の中、チェーン店の古本屋さんに本を二箱分持って行ったが、ほとんど買ってもらえなかった。買ってもらえた本代45円也。最近はトイレットペーパーと交換できることもありますと言われ、それもそうだと素直に引き取るが、朝から気分が悪い。評価を待っている間に見つけた新書『吐噶喇列島』(斉藤潤 2008年)は300円也、買い求める。下重暁子さんの『不良老年のすすめ』(2000年)もあったが、この次にしよう。『持たない暮らし』(2008年)は最近読んで、よかった。

 つれあいは先週、初めて遠近両用の眼鏡を発注した。それが仕上がったのでそのお店に立ち寄る。しばらくは2時間ほどにして慣れるまでかけ続けないでくださいとのこと。私は以前そうしなかったから、遠近両用に否定的になったのかな、使いづらかったので今のタイプにしている。古い話だが、昔のNHKの「事件記者」という連続番組の誰かが確かレンズがはねあがるタイプの眼鏡をかけていたと記憶している。あのタイプにして具合がいいのだけれども裸眼の視力も少しあやしくなってきた。

 家電量販店に行く、結局2度通った。カーナビの実物とパンフをみる。小さい画面ではだめだと実感。LANケーブルを買う、この前購入したテレビはブロードバンドがみられるからだ。早速繋いだら見られた。チラシ売り出し掲載のBS・CSアンテナと分配工事のことを聞き、発注した。他に「ビデオキャプチャー」を購入。昔の8mmビデオを、パソコンを介してDVDに焼き付けられるという謳い文句につられて。さて、どうなるやら。えこひいき国策「エコ・ポイント」で取り替えた商品券を使う。

 さて、人生の半ばを折り返しほんの僅かばかりの苦労もして、あらためて鑑賞して“人間の条件”とはそういうことだったのかとこれもまた、ほんの少しばかりわかったような気がしてきた。40年近く前にこの映画を観ている。そして、幾星霜、自分が「梶」のような人生をこれっぽっちも経てこなかった“小人生”であったことも…よくわかった。近道を求め逃げ回りの道を歩んで生きながらえてきたのだから。

 昨日録画しておいたNHK「日本人の戦争・前編1937-1944」を夕食後観る。・・・。「後編1944-1945」は明日以降にする。700人の証言集、重い発言、ときに号泣、・・・
 戦争、(貧困)、そして直面してこなかった「原子力ムラ」、大連立、をあらためて思う。

 3時間を2本録画、合計6時間。心配がある、私自身が家族である次の世代に引き継いでいるのだろうかと。我が子たちと一緒にこの録画を観ることを提案してみようと考え、つれあいと話し合う。

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