2011年6月15日水曜日

たぬきどうよう



雉も鳴かずば撃たれまい、で、かつてうたれた
それでこれまで鳴かず飛ばずできた

たぬき御殿ならぬたぬきの山小屋のお披露目に招待された
それでいってきた
たぬき庵といっていた
ちばさんがこつこつつくった
ちばさんはとちゅうどくがからだにまわる大病をして死にそこねた
またかんぞうがんもわずらって手術もした
にもかかわらず、持ち直した
お披露目の日に間に合わせて、三日間でりっぱな三角屋根の厠をつくった
それをうちのつれあいがこけらおとしした、たまたまだ

たんたんたぬきはここまでよくぞ撃たれもせず、また、罠にはまることもなく、
いや、打たれ強くも生き延びてきたものだ、それどころか、施主となって隠れ家のような庵までつくらせた

お披露目の宴には一芸をやれとたぬきに化かされていた
“♪おどま薩州”をやったが、宿題を発表する真面目生徒のようにやったので化かされたうえに茶化された、やむをえないシチュエーションだった

たけださんが食事の世話などしてくれたが、山小屋のたった一夜のことで水と電気のない暮らしというのはすごく緊張するものだと実感した、
脱原発は心情となってはいるが、信条とするにはまだまだ学びがたらぬ

先週末の二泊三日のことだ

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