2011年1月4日火曜日

種子島紀行Ⅰ


 初めての地に行って、そこならではのものを見聞しながら美味しく食べられるのはうれしいものである。しかもそれをつくっている人々と接することができる「食の旅」はツァー冥利に尽きる。

 出発する前に打ち合わせと称して皆で集まり食事会をしたときに、その年の1月に行った北茨城の旅館で出た夕食の品数とボリュームがいかに多くて感激したかということを話題にした。

 これがいけなかった。このたび種子島ツァーを企画立案そして案内をしてくださった二瓶さんと地元の長野さんへのプレッシャーとなったようだ。このおじさんおばさんのグループはどうも大食いであるらしい、と。

 人間いい歳になったら「食べる」のはそれ相応の量に転換し始めたほうがいいのだろう。食べ過ぎは身体への負担になる「年ごろ」になる。質を問うべき年ごろであろう。しかるにだ、にもかかわらずだ、戦後の飢えを体験した年代でもないのに、たまたまかもしれぬが、このメンバーに好き嫌いもなければ食べ残すこともほとんどない。他に何の楽しみがあろうと言わんばかりの食欲旺盛な人生の人ばかりだ。We are hungryだ。他人のことを言っているのではなく、私自身がそうだからだ。だから、楽しいメンバーだと言える。ひとときではあるが「同じ釜の飯」を食う。

 この旅が印象に深かったのは「食」の枚挙に暇がなかったこともそのひとつだ。

2 件のコメント:

増田・大仏・レア さんのコメント...

あれ??

余情 半 さんのコメント...

えっと…。