2010年6月21日月曜日

手作りの傘


 翌日、前夜の礼をメールにて述べたれば、「軍旗だと思って、死んでもなくさないでくださいな」ときた。

 通勤に使う折りたたみ傘が損傷して不自由していたので、どうせいただけるものならと、「傘」を所望していた。骨のところがいかれる。いつも西友のようなスーパーの店頭に並んでいるようなものしか使っていなかったので、「おしゃれな」という形容をつけていたのが、負担をかけてしまった結果になった。

 父の日イヴのパーティーを始める前にと、皆からのプレゼントをいただいた。それが、ずいぶんとりっぱな手作りの傘だった。折り畳みではない。三越日本橋店にまで行って求めてきたとのことで、いかにも重厚壮大、威厳をこめたこの傘はずっしりとしている。ジャンプ傘ではない。開けば骨の数、構造ともに「丈夫さ」や「モノづくり」を絵に描いたようなもの。もちろん、リュックには入らない。さて、こんなりっぱなモノを手にするのは人生初めてだ。どう使いこなそうか。

 兵卒余情半は今より「軍旗」を持つことになった。

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