2010年6月6日日曜日

思案


気骨がなければ筋が通らぬ。実は骨があれば折れる。その骨の折れる努力をしてこなかった。それで気骨がない。へ理屈で自分を表現している、「バッカだねェ・・・」(森川信さん風)。

はたと困った。知る人が誰もいないところに行くことになる。落下傘だ。

人付き合いがうまい方ではないし、好きでもない。人見知りする方で、こっちから飛び込んでいくタイプではない。怖じ気付く方。

何か芸があるかといえば、無い。技能もない。人脈も持たぬ。
土をいじったことがなければ、釣り糸をたれたこともない。なにしろ魚の目がこわい。蛇やミミズにご婦人以上に嬌声をあげかねない。技能もないから、何かつくることも知らない。お金がなければ生きていけないタイプだ。誰かに助けてもらえそうにもない、そう甘い考えも持ってはいないが。

因習はおろか、慣習も何も知らないだろう。ゴミを出す日だってわからない。と、そんなつまらない不安がよぎる。

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