2010年4月20日火曜日

狭山茶あたりの焼き団子


 お店閉めるところだったんじゃ?「いや、いいですよ」じゃ7本。
 もう何年になりますか。「4年半です。8月で5年。よくつぶれずにきました。」いや、買い支えようとは思うのですが、たまにしか買えなくて・・・。ここのはおいしいから。ちょうど息子たちが来るので、通りがかりにふと買いたいなと思ったもので。

 これ、上新粉からつくるのでしょ。「そう、餅と違ってね米の粉だから、粘りを出すのに熱いお湯で練るの。」誰に教わったのですか。「ばあちゃんだよ。うちは東村山だから小さい時よく手伝わされてさ、それで知ってんだよ。」リタイヤされてから始めたんですか。「ふつうのサラリーマンしてたんだけど、土日はヒマでね、女房が始めるっていうから、私もはじめちゃったってわけ」

 「朝は早く起きるから、熱いお湯の中で練ってね、団子にするの。そしたら粘り気が出る。そうさ自分で串刺す、全部自分でつくっているよ。保健所さんね、あそこから見るとこれはお菓子なのよ。串が刺さらないようにしてください、って注意されてもねぇ。そんなところかな。」「水稲がとれなくてね。みんな陸稲(おかぼ)なの。ぼそぼそでまずいの。だから、こうやって焼き団子にするとおいしいのさ」「みんな団子というとお菓子の餡子のついた柔らかい団子と思うけれど、この辺は焼き団子さ」「誰に聞いたんだか、遠くからも買いに来てくれてね。お客さんに支えられているよ。」

 ここのはおいしいからですよ(良心的だし)。ホントにいつも買いたいとは思うのだけれども。「いやいや、そういつも食べるものではないし、年に2、3回買いにきてくれたらいいよ」

 8本焼いているので、注文を言い間違えたのかなと思ったら1本はおまけしてくれた。7本の御代で560円也。

 お父さんが焼き団子を買ってくるなんて計算外だったわ、さっ冷めないうちに食べよう。と、竹の皮を開けると、う~んお醤油のいい香り。でも、おなかいっぱいで女性陣にはあまり食べてもらえなかったなぁ。

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