2010年4月9日金曜日

密約


 見かけたの、西武特急を所沢で降りて、お一人だったけど、うまく乗り換えられたのかしらと聞いた。私は開場にようやく間に合った。
 昨夜の「基地はいらない!沖縄と連帯する集会in所沢」

 今日4月9日の東京地裁の判決を澤地久枝さんは注目するように昨夜の講演で訴えていた。 よくとおる声で、すこしまくしたてられるような印象だった。
 「政府は密約を結び、しかも平気でウソをついた」、あのとき「“沖縄密約”を見事にすりかえられた」と。
 私も、情報の取得過程をスキャンダルにして ‘西山事件’とされ、国家的背信をすりかえたあのときの社会の雰囲気とインチキさを覚えている。週刊新潮が走狗となった。「毎日新聞」自身が屈した、ことも。
 沖縄「返還」後も米軍基地は変わらず、しかも経済的負担は日本が負った。今に続いている。米軍が長く居て、それも駐留と言っているが実質は占領状態である、自衛隊が強くなって、日本国憲法9条がないがしろにされている。 沖縄への重い負担、米軍への巨大な経済的負担。戦後史にたいする「悲しみ」という。
 講演は「一人からはじまる」という題の気迫のこもった内容だった。
 最後に、絶望からは何もうまれてこない、何も行動しないことからも生まれてこない、と。小さな人間(小田実)、自覚した市民、行動に出る市民、一人の力、一人の自覚した力、「私は(高齢で)デモにもいけない、話もへただ、それで私は本をつくった。」「新しい日米関係をつくれるときではないか。真の友好と対等に基づく。」

*近著に『人は愛するに足り、真心は信ずるに足る――アフガンとの約束』岩波書店 (2010/2/25刊)がある。講演の「一人の力」という例で中村哲さんの今もつづく行動を紹介された。

 そして、本日まっとうな判決が出た。「沖縄返還文書訴訟:日米密約認め、国に開示命令 東京地裁」 by『毎日』、 岡田外相は控訴する構えのようだが・・・。

 いちゃりば、ちょうでぇ、(居合わせたら、兄弟) 基地はいらねぇ byいちゃりばーず(豊岡マッシーをリーダーとする音楽グループ)

 「興南高校が春の甲子園で優勝」がでかでかと掲載された琉球新報と沖縄タイムスの号外を掲げて紹介してくれた名護市議の具志堅さんが駆けつけた、4月25日の県民集会はすごいことになりそうだ。どこかの下地さんだけがへそを曲げて出てこないそうだ。

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