2010年2月2日火曜日

奥久慈凍みこんにゃく


 で、どんな味かというと味はありません。食感でしょう。蜂の巣のような小さな孔がある繊維質で噛むと独特の食感を楽しむものかなと考えます。知らないで食べると、あれっ肉を食べたのかなと錯覚することもあります。いろいろな調理に使ってみることができるようです。
生産者の栗田さんの奥さんは甘い味付けの揚げ物(かき揚げ)で試食提供してくださいました。後日、企画の主催者さんは砂糖漬けのようなものをつくってまわしてくださいました(ちょっと文旦漬けに似た感じ)。
こんにゃくそのものには味がないので思わぬ使いみちがあるものです。
 伝統的素材として使用しているらしい山形の料理を食べてみたいとアンケートには記しました。
 乾物だから水で戻せば少しは増えるかと思っていたらそうではないね、と妻殿の感想。
 我家では早速、味噌汁の具、きゃべつとハムとのコールスローサラダの具、肉じゃがに加えた具、そして後日お煮しめにしてみました。形状も大小短冊にしたり、三角形にしたり、半分の大きさで使ったり、なにしろ食感が楽しめると思ったものですから、どういうのが好適かなと。
 それで、話は逸れるのですが「お煮しめ」の妻殿のつくるイメージと私のもっている、つまり母のつくっていたイメージと違うということがわかりました。ここにも西と東の違いがあったりもするのかなと考えたしだいです。
 とにもかくにも、ここまでしてつくってこういうものを食べていたんだねぇと感慨深いものを感じました。 
 食文化がすたれていくのは御先祖さまに申し訳ないなと思いながらインスタント麺を掻きこんでいる今日この頃です。

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