2010年1月10日日曜日

天栄村

聞いてみるとあのころの人は皆そうだったようだ。「カツ」と言えば、ほとんど「クジラカツ」のことだった。言うところの「昭和30年代」のことだ。近所の総菜屋さんに売っている1枚100円もする「トンカツ」を望んで買ってもらえるのは誕生日だけだった。

昼前に今日は来られない三男から「地酒という言葉の原点に回帰し、地元産の厳選された酒米・酵母・仕込み水から下野杜氏が醸した真の地酒でございます」と銘打った日本酒が届く。

二男カップルのお披露目、新年会、誕生会を全部兼ねて家族を招集した。娘はドタキャンだったが、久しぶりに皆で大鍋を囲む。石油ストーブをつけて大勢でいると少し息苦しい。妻殿がりんごを剥けば30を過ぎた長男がりんごに目が無かったことを思い出す。

姉からお祝いのメールが来る。私が生まれた時、一番年が近い姉は9歳だった。「それからは学校から帰るのが楽しみで寝ているあなたを起こして、よく叱られました」と。

二男たちは新居アパートへの引越しなどこれからなお忙しい。さて賑やかな一日が過ぎた。片付けを終わって、ほっとしてETV特集「よみがえれ里山の米作り」(22:00~)を観る。福島県天栄村、新潟県秋山郷、ゆかりの地が出てくる。

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