2010年1月4日月曜日

仕事始め


 本日より仕事始め。年頭にあたってのトップの話が10分で終った。例年なら30分はみっちり今年の展望と抱負やらが披瀝され、それに向かって「さあ頑張れ」のはずだが。もちろん短いのはいい。新年度の予算は攻めの姿勢で「これこれ」で組む、体制を少しいじくり幹部の世代交代をする、引き続き“仕事ダイエット”に取り組むというもの。成長路線が語れないからだろうか、実にあっさりとしたものだった。

 まんなかの息子が新型インフルエンザに罹患していると診断された。職場では約一週間の出勤停止となるらしい、ただし逐一症状を報告しなければいけない。重篤にならなければよいがと願う。また、不幸中の幸いでしばしの安息がとれればいいのだがとも思う。

 若いときにがむしゃらに働いたのは一緒だが、今はなにか悲惨だ。私らには頑張れば、「明日」というものがあったし、病に倒れたら職場の先輩や同僚が助けてくれた。今、がむしゃらに働いているのは、それを言っても酷だが、なにかから「這い上がる、のしあがる」ためのように見える。それが悪いといっているのではなく、連帯感が感じられない。残業もある程度抑制されるようにシフトが組まれているし、休みもとらされているが、決して働く側のペースではない。合間を縫って休む形をとるがシフトという連帯責任に縛られているように見え、結局は拘束され働かされ続けているようには見える。それでもまだましな方なのだろう。

 初出勤の帰路はまたも人身事故でダイヤが乱れる。通勤客はまだ少ないのでさほどの影響は出てはいなかった。新年の初日の現実が、今年もつらい人身事故から始まった。

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