2009年11月22日日曜日

で、どうだった?


 お客さんがとってもあったたかったの。
 公演が終わってお客様を送り出すときに、客席から舞台に熱気伝わりました?と言われた人がいたのね。 開場前からもうたくさんの人々が並んでいた。金曜日の地元紙にも取り上げられた、それには会場になる飯能市在住の出演者の名前が紹介してあった。少し「有名人」になった(?)。 花束がどっさりきた。 埼玉で以前に10年間もやっていたのでもう一度観てみたいという要望と地元の実行委員会のなにか手作りな感じと熱気が実を結んだ結果になった。 満席で埋められた。 ミュージカルに出られるだけでも何か秀でたものがあると思われるのに、加えて達筆な人がいた、飯能版「立看(たてかん)」を手作りして盛り上げた。

 市民会館の会場は3月に確保した。抽選ではなくて先着順だ。徹夜で並んだ、それを事務局長の善(zen)さんは公演が始まる前の緊張のなかで思い出した。苦労が報われた。そのことを話した。

 親子で出演する‘あいるのかーち’さんが親子ふたりで司会をした。‘あいる’ちゃんがとてもかわいかったのよ。まず、それで会場が温かくなった。 西武池袋線の終点で、秩父線の起点の飯能の四分の三は森だ。「森と海、干潟」自然とともに生きていこうという、通じるもの。これに触れた飯能の実行委員長の方のあいさつがこころに響いた。そして演技中キメルところで客席からひとつひとつ拍手がくる。

 市民のミュージカルは客席と一体になること。演出の田中暢さんはずっと強調していた。 今そこで演じる生身の人間と、音楽と光、歌と踊りと表現を感じてもらう今日来たお客さんとその場で今つくりあげる関係のことだ。演目は同じものでもひとつひとつが違う。それはライブの妙というものだ。

 そうだ、自然と人間の営みの関係、人間の事業と生き方、生き方と自然との関係。そういうメッセージをもっている。今の憲法は戦力に頼らずして平和に生きること、そして皆と(国民として、世界の市民として)幸せを求めて生きること、それを最低限社会(国)が保障すること、そのための「生き方」を提起している。その「生き方」から「自然との関わり方」を潟、干潟、生き物、生きる人を通してミュージカルは提起していると考えられる。そのことを発散するように、稽古を積んだ市民100人が演じられる。こころの粋だ。

 手話通訳をする3名の方たちは歌をもう覚えていて演技者以上の通訳をした、すばらしいものだった。

――ということを迎えから帰る車のなかで次々と聞いて、そして手にとるように私にも熱く伝わった。
あさっての武蔵野会場、札止めになったの。
 私の一族郎党、友人知人がいちばん集中した日だ。みんなにメールを飛ばす、当日は早めにお越しくださいと。私はあいにく仕事の当番で駆けつけられない。
 次は最終日の最後の公演埋めなくちゃ、と考える。

 限定純米酒「ゆめところ」でとりあえずの祝杯をあげる。所沢の米で造った酒だ。醸造は「天覧山」という銘柄をつくる飯能の酒造元だ。ここいら辺一体は狭山丘陵と呼ばれるところで水田はほとんど見当たらない。有名な茶所で茶畑ならいくらでもある。これはかつてあった所沢の地酒を復活させたいという願いと農家の頑張りでできた酒。今日の祝杯にふさわしい。日付がかわっていた。

3 件のコメント:

parusisutemu さんのコメント...

ビアンカです。
奥様のお芝居ステキですね。
ぜひ私も拝見したいところです。

コメントに書く内容ではないのですが、
お知らせ方法が他に見当たらなかったので
書かせていただきます。

明日、11/23
芝公園で「フレップの会」主催のイベントがあります。日比谷公園年越し派遣村の村民が主体的に社会へ向けた企画です。
私は、日比谷公園で連日ボランティアをしました。その関係で、明日もお手伝いにいきます。
余情半さまは、きっと感心を持ってくださるかと思い、報告をさせていただきます。
(すでにご存知かも知れませんが)
ご都合がよろしければ、おいでくださると
うれしいです。
開始 11;00(ボランティアは9時集合)
終了 16;00予定

     パルシステム東京 渡邉由紀子

余情 半 さんのコメント...

渡邉様、コメントと御連絡ありがとうございます。明日は仕事の当番でどうしてもはずせないと考えられます。すみません、内容を知りませんでした。よろしければ、「フレップの会」主催のイベントの内容のことをこの場で御紹介いただければありがたいです。

bianca さんのコメント...

概要を以下に掲載させていただきますね。

国会議員の皆様へ
派遣村村民同窓会・有志の会
「フレンドシップ」代表 木村 信治

「~友情の絆~ 『弱者の声を政治に届けよう』の集い」への参加要請書

 『フレンドシップ』の構成メンバーは、「年越し・派遣村」に救いを求め集まった元村
民で構成しています。「派遣村実行委員会」が6月に解散し、その後実行委員会、元村民、
ボランティアで「派遣村村民同窓会」が結成され、さらに「派遣村村民同窓会」内の有志
で結成したのが『フレンドシップ』です。
 元村民は、昨年末の大不況によるいわゆる「派遣切り」で雇用と生活を奪われ、生きる
元気を失っていた時に「年越し・派遣村」で救われました。現在、元村民の大半は「生活
保護」の受給を受け、住居を確保し、現在就職先を安心して探す活動をしていますが、な
かなか次のステップ(就職など)へとは繋がっていない状況です。仲間と語り合いながら、
助け合いながら「寄り合い的」な場所として『フレップ』は活動しています。
 私たちは「派遣村」での助け合いの気持ちに感動と勇気を頂きました。私たちの身近に
は助けを必要とする方たちが大勢います。そこで「自分たちも何か出来ないか?」と話し
合い、下記のイベントを開催することになりました。
 ぜひ、国会議員の皆様から連休最後の日でご多忙のなか大変恐縮ですが、ぜひイベント
会場にお越し頂けたらと思います。
 どうかよろしくお願いいたします。

1.主催団体 派遣村村民同窓会・有志の会 『フレンドシップ』
      (協力団体として労働組合、市民団体にお手伝いをして頂きます)
2.開催日時 2009年11月23日(月)祝日 
       11:30~15:30(予定)
3.開催場所 芝公園4号地 都営三田線 御成門下車
4.開催(企画)内容
(1)食事配布 11:30~
(2)集会イベント 13:00~ (1時間予定)
   〈内容〉 ・主催者あいさつ 
        ・各界からのあいさつ 国会議員・地方議員・市民団体
        ・「緊急雇用対策」のお知らせ ※コントあり
        ・ミニライブ
        ・当事者の声など
(3)テントブース 医療、生活、就労各窓口 等
5.要請事項
  *生活困窮当事者と触れあいながら、「緊急雇用対策」などのお話しをして頂きたい
   と思います。
  *13:00から開催しますイベント集会にて、メッセージをお願い致します。