2009年5月1日金曜日

菜の花


Sさんは一滴も飲めない。
GPS(ジーピーエス)は Global Positioning Systemで「全地球測位システム」のことらしい。カーナビや携帯で自分の位置を知ることができるので、世に知られる。
しかしこのことではなく、『グリーン(Green)・プラザ(Plaza)・システム(System)』といえば知る人ぞ知る株式会社。頑張っている。
この組織のひとはシステムが好きなようだ、横系列の。我が方は縦系列であると嫌われる。軍隊(旧軍)のようだとさえ言われる。
5年ぶりだった。メールでたまに挨拶のやりとりはしていたのでそんな久しぶりの感じはしなかったが。この人の経験、知識、プラン、は聞いていて腹に落ちるそして心地よい、久しぶりにまた聞いた。「私も私らしくって」と言われた。相談を持ちかけた。その地のことも期待したとおり詳しかった。現実の問題も思い知った。菜の花を復活させる、あれは夢ではなくて実現可能ではないか、オーストラリアの、その島のなんのと構えているのではなく、多量ではなくとも国産が必要ではないかと意見が一致した。それを提供する器と要求がある。
そして事業を「モノを売る」と構えるのではなく、事業は「参加する、してもらう」という組み立てが、無理が無いのでないかとの示唆も受けた。地域に根を下ろすこと、互いに持っている人との繋がりを活かすことができるのではないか、と。Sさんは私よりはまだ若く現役の大学生のお子さんがいる、身動きはとれない。かれもいずれは故郷に帰って貢献したいという人生設計をもっているらしい。その前に会社の行くべき方向のプランももっている。自分でパソコンも組み立てる腕前。うんうんとうなずいた。
Sさんはシラフ。私はまた口をすべらせたかもしれない。
菜の花が一面に咲いている、私の脳裏の原風景にある。

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