2008年9月19日金曜日

日本列島では何をしているのか


 AFP電によれば、『国連食糧農業機関(FAO)は17日、世界各地で深刻な飢餓に苦しんでいる人の数が、食糧価格の高騰を受け、2008年初めまでに8億5000万人から9億2500万人に増加したことを明らかにした。
 FAOの統計によると、食糧価格は06年に12%、07年には24%上昇しており、08年は8月までだけで50%も上昇しているという。FAOのディウフ事務局長は、飢餓に苦しむ人の数は今年末までに10億人を超えるとの見方を示した。』 という。

 ある取引先の芋焼酎メーカーは中間取引業者を介し辰之巳(株)から最近この事件の発覚前に、事故米とは全く関係のない国産米16トンを仕入れていた。そして既に使用され全量仕込まれていた。今、これを全量廃棄する方向で、監督官庁の国税局と調整しているとの報告があったという。 辰之巳=三笠フーズから仕入れていたというだけで。

* 米穀卸会社「辰之巳」は三笠フーズの冬木三男社長が社長を兼務する子会社。また、この会社を使って自民党に献金をしていた。

 我社は事故米であるなしにかかわらず、酒類は全商品、アフラトキシン、メタミドホス、アセタミプリドの項目で検査を行うらしい。膨大な費用と時間がかかる。

 火の粉、風評被害を振り払うのはさまざまな手段が必要で、検査をするのも方法だが、今回の被害者でもある中小零細な食品加工業のみなさんにできる負担なのだろうか。
 また、国を提訴するという動きもある。さまざまに国に非があるから、先々弁財することになると考えられるが、それはそれで結局我々の財産である税金が使われる。

 10億にもなんなんとする飢えたる民がこの地球上にいる一方で、我が列島では米やその製品を廃棄する方向で動いている。国のずさんな管理のために、そして金儲けを企み人をだましたヤカラのために。食品加工業の人たちは疑わしきも含めて、企業防衛のために捨てざるを得ない。そう追い詰められている。評論家風に、これが経済成長の果ての21世紀の日本なのか、と言いたくなる。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

おはようございます♪
全く同感です。
多額の借金もかかえているし、この国は本当に経済大国って言えるんでしょうか?
国にも、「身の丈」って言葉が当てはまる気がするんですが・・・

匿名 さんのコメント...

農水省は解体しましょう。あんなクソ官庁はいらん。今まであのクソの思いつきな農政でどれだけ農民はひどいめにあったのか。要約市民もお分かりになったでしょうか。ああいうところなのです。

今回、はっきり国民の眼に写りました。ひどい内実、毎日鼻毛を抜くしか仕事のない末端の農政事務所。責任をとらないトップ。

そしてなによりなぜかくも巨額な税金で汚染米が買われているという事実。そしてそれを国民に説明していない。どこかの農水サイトで言い訳ていどにちょっとだけやっているかもしれないが、今回99%の国民が知らなかったのです。

これだけ膨大、巨額な損失を社会に与えて三笠は「わが社は潰れたから尻の毛もない」と言い張るでしょう。民事的損害賠償請求で農水省は訴えられるでしょう。たぶん賠償金数十億のケタの話ですぜ。
宝山一社で億だし。

この際、国民が徹底的に農水というクソ省を追い詰めてほしいと思います。あれは仕事をしていない国民の寄生虫なので、すっきりと解体再編して、農業企画庁みたいな官シンクタンクにしてしまったほうが功徳です。