2008年9月18日木曜日

ついに犠牲者


 尾道から「しまなみ街道」をみたことがありましたが、向こう側つまり愛媛県の今治市の話は初めて聞きました。来島ドッグがどうのこうのは昔の話です。「今治市の食と農のまちづくり」というテーマで安井孝さんという方のお話でした。JASMEQの講演企画です。

 みんないい話だったと言っていました。食育30年の実践で、地元の農業つまり産業と結びついた地に足ついた成果。食の崩壊状況から、もう一度子どもたちの「食」の教育をやり返す具体的な歩み。年月を経て「たたいて、うちかえす」と表現されておりました。2時間近くの講演をお聞きしましたが西の言葉はやわらかくていいですね。
 なんだか好きに盛り上がって、東京駅近辺から山手線を1周半して最終電車だかなんだかに乗って帰ってきても最寄り駅ではありませんでした。昔なら多少ジタバタしたのですがおとなしくタクシーで帰ってきました。 不況でしょうか、すぐ乗れました。

 ところで太田誠一さんという人は見てのとおり体格のいい人です。若いときは国会内のヤジで「やかましく」、強行採決のときは体を張った活躍で目立った人です。旧選挙区では山崎拓さんや神崎武則さんなどの大物政治家と競合していたので、機を見て敏、自民党を出て行ったり帰ってきたり(94~95年)、かなり「じたばた」した御仁です。あらためて言動を見ていますと「粗野」なおひとにお見受けします。

 「大臣もダイジンだ」と、さすがの福田さんも苛立ちました。6人の所轄大臣を叱咤し、費者行政大臣の野田さんに火しを命じたそうです。「」の扱い方が違うような気がしますが。

 ついに犠牲者がでました。「業者」さんを区別すべきです。

 とんでもないことをしでかした三笠フーズ(4社)とかブローカー。事実上、野放しにした農水省。事態のわからぬ同事務次官高級官僚、および太田農水相。

 中小卸屋さんは知らずに販売したと考えられます。町のお菓子屋さん、餅屋さん、酒造メーカーも知らずに加工したのです。ものづくりに勤(いそ)しんできたひとたちです。毅然と守るべきです。

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