2008年5月12日月曜日

『環日本海諸国図(通称:逆さ地図)』(富山県)の面白さ

我が列島は弧をえがいた大陸の端であります。オホーツク海、日本海、東シナ海は海水が入った湖であります。黄海は奥にすぎません。樺太、朝鮮半島は掛け損なった架け橋であります。五島、壱岐対馬、島根半島、隠岐、能登に続く佐渡、男鹿半島は列島に並び突き出た先端であります。僻地離島ではなかったかもしれません。お江戸、東京が首都となったばっかりに、あちら側を表といい、逆側を裏と呼んだがために格差がつき、歴史が歪んでしまいました。もし首都が富山あたりにあったなら、自ずと対岸世界に目が向き歴史やものの見方も違い、豊かさの配分も変わっていたのではないかと想像します。ひろくユーラシア大陸の東端をみるとき、私は生物の鰻がここに棲息し、巣をフィリピンの東沖に定め棲家をベトナムから日本列島に求めたのが理解できます。すべては地図を逆様にしてみるとその思いをめぐらすことができます。(写真は境港から島根半島を望む)

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